独り言の貯蔵庫

  1. 一瞬のハッピーと永遠の課題の真ん中での独り言

一瞬のハッピーと永遠の課題の真ん中での独り言

取引先のうちの1社。

社内のあちらこちらで、幹部数名が現場スタッフと『対話』する姿を最よく見かけるようになってきた。

 

その姿を、オフィスの窓越しに見ながら、「これまで」をぼんやりと思い返した。

 

わずか数か月前まではそのような姿が見られることは皆無で、それどころか、無視や軽視、陰口で盛り上がるなど、お世辞にもよい会社だとは言えない状態だった。

 

特に私のような外部から招かれたマネジャーの存在は、いわゆる自分勝手な都合を最優先する者たちからの攻撃の対象になりやすい。そのことはこれまでの経験的にも十分に理解していたので気を付けてはいたが、やはり衝突は避けられなかった。

 

これまでの経験で、人に起因する根の深い課題を解決させるには、長期的な忍耐力と演技力が必要であると自覚していたので、決して本心を表情には見せず、涼しい顔でそれぞれと向き合い対話を重ねてはいたが、内心では相手の態度の執拗さに呆れかえることも少なくなかった。

 

実は、相手の「悪意ありきの受け止め方」への思慮が足らず、言ってもない言葉が勝手に生まれ、さらにこじれにこじれ、より一層私を攻撃するための理由を与えてしまったこともある。

 

それじゃ、防ぎようがない(笑)

 

 

しかし、だ。

今、目の前で幹部たちがスタッフと『対話』する姿を見ていると、これまでの悪戦苦闘、孤軍奮闘していた時間と出来事のすべてが、ようやく笑い話へと変わるためのスタートラインに到達しそうだ、と感じている。

 

まさに、一瞬のハッピーだ。

 

さて、

新年度の4月が始まった。

いろいろなものが変化し、そしてはじまる季節だ。

 

気持ちを新たに引き締めて、驕らず、わかったふうなことを口走らず、学びを止めず、理性的に課題を捉えることを意識して、これからも隣人の課題に向き合っていこう。

 

すべては現象。
すべては過渡期。
すべては機会。

 

企業の永遠の課題でもある『人の問題』との向き合い方は、リカバリーの連続をあきらめないことだ。そうすれば、いつか必ず『あるべき姿』に到達するはず。

 

忙しい日々が続くけど、食事と睡眠には気を付けて英気を養い、学びとともに ますます仕事を推し進めていかないと。